セルフ グリーフケア

自死遺族になって、考えたことや体験したことを書いています。

母は3回死ぬんだ。

 人は 3回死ぬらしい。

 

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私は、月に1回、

心療内科に行っている。

そこの先生は、

「人は2回死ぬ」という話をしてくれた。

 

 1回目は、その人が死んだとき。

 2回目は、その人がみんなから忘れられたとき。

 

「なんてうまいこと言うんだろう、

確かにそうだなぁ」と思った。

 

12月になったのに、

今日は朝から雨で空気が生ぬるい。

 

あと1ヵ月ちょっとすれば

母が自殺未遂をしてしまった日だ。

 

そんな生ぬるい空気の夜、

 

「違う。お母さんを3回死ぬんだ」

 

と思った。

 

 1回目は、自宅のドアノブで自殺未遂をしたとき。

 

 2回目は死んだとき。

 

 3回目は、周りの人に忘れられたとき。

 

そう思ったら、

涙が溢れてきて

久々に声を上げて泣いた。

 

 

母だけじゃない。

 

死んだ人間は、必ず忘れられる時が来る。

 

その人のことを

知る人がいなくなったとき。

 

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だから、

その人のことを知る人がいなくなった時も、

その人のことを書いた何かがあれば、

また誰かがその人のことを思い出す。

 

そうしたら、2回目か3回目に死んだ人は、

3回目か4回目に生き返るかもしれない。

 

 

誰かの記憶の中で。